FEI World Cup Final 2020がコロナウイルスの影響で中止に

国際馬術連盟、アメリカ馬術連盟、ラスベガスイベンツトはコロナウイルス感染拡大、また、ヨーロッパからの入国規制を受け、
2020年4月15日〜19日にラスベガスのトーマス&マックセンターで行われる、FEIワールドカップファイナル2020の中止を正式に発表しました。
国際馬術連盟会長のイングマール・デ・ヴォスは、
「来月のラスベガスでのFEIワールドカップファイナルを中止にしなければならなかったことは非常に残念ですが、私たちにはどうにもできなかった」と語った。
ラスベガスイベントのチケットオフィスは、3月16日の週から順に、チケット購入者、出展者に順次連絡をし、全額払い戻しが行われるようです。
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この記事の目次
FEIワールドカップファイナルとは
FEIワールドカップファイナルは
The Longines FEI Jumping World Cup™(障害飛越競技)
The FEI Dressage World Cup™(馬場馬術)
の二種目です。
ロンジン FEI ジャンピング ワールドカップ
障害飛越は、全43カ国が参加し、15リーグで予選が行われます。
選手はFEIワールドカップファイナルへの参加資格を獲得するため競います。
日本では、つま恋乗馬クラブで行われている日本リーグがあります。
日本リーグからは1名のみ参加資格を得ることができます。
アメリカでFEIワールドカップファイナルが行われたのは、
ラスベガスでは、2000年、2003年、2005年、2007年、2009年、2015年、
その他、ボルチモア(1980年) 、タンパ(1989年)、カリフォルニア州デルマー(1992年)、オマハ(2017年)にて行われました。
現ロンジンFEI ジャンピングワールドカップのチャンピオンはスイスのスティーブゲルダットとAlamoで、昨年、ヨーテボリのスカンディナヴィウムアリーナ(SWE)で2019年のタイトルを獲得し、シリーズの歴史で3回目の優勝を果たしました。
FEI馬場馬術ワールドカップ
世界中の馬場馬術選手は、西ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、北米(カナダを含む)、太平洋(オーストラリア、ニュージーランド、アジア)の4つのリーグで競い合い、わずか18人がファイナルへの出場権を獲得します。
馬場馬術のワールドカップは34シーズン目で、アメリカでは、
ラスベガスで、2005年、2007年、2009年、2015年の4回開催され、
1995年(ロサンゼルス)と2017年(オマハ)で開催されています。
現在のFEI 馬場馬術ワールドカップのチャンピオンはドイツのイザベルワースです。
ラスベガスイベントとは
Las Vegas Eventsは、1983年に設立された、ホテルの部屋税を基金とする非営利の民間組織です。
ラスベガスイベントはラスベガスで行われる大きなイベントを全て統合しています。
1991年以降、ラスベガスイベントは750を超えるイベントを制作、発表、サポートしているようです。
国際馬術連盟について
国際馬術連盟は、1921年に設立された世界中の馬術連盟を統括する機関です。
国際オリンピック委員会(IOC)にも承認され、馬術は1912年のオリンピック以来、オリンピック競技となりました。
国際馬術連盟は、障害飛越、馬場馬術、総合馬術、等のオリンピック競技におけるすべての国際試合の唯一の管理機関となっています。
アメリカ馬術連盟について
アメリカ馬術連盟(US Equestrian Federation)は、アメリカでも乗馬、馬術競技の管理機関で、
公平性、安全性、および楽しさを確保することにより、あらゆるレベルでの乗馬スポーツを提供しています。
1917年の設立以降、アメリカ馬術連盟は、多くの人々に馬のスポーツの楽しさを提供して、馬術では、米国馬術チームの訓練、選抜や、資金提供をしてオリンピック競技大会を含む国際競争で常にメダルを獲得しています。