はじめての乗馬体験!クラブの選び方と料金や注意点について

体験乗馬に行こうと思っている方向けに、準備することや心得などをまとめてご紹介します。
はじめて乗馬に関わる方のための基礎知識や、馬への接し方から馬場や外乗での安全で楽しい過ごし方について注意点を含めて説明していきます。
これから乗馬をやってみたいけど、「乗馬ってお金持ちのやるスポーツ」だと思っている方は、まず
「乗馬の費用は高い?収入に合わせた2つの通い方と選び方」
この記事を読んで、乗馬はお金持ちしかできないスポーツではないと言うことを知っていただいてからこの記事を読み進めていただくと良いと思います。
この記事の目次
乗馬体験の料金について
まずは一番気になる乗馬体験の料金からご説明します。
下で説明するような乗馬体験の目的別でかなり料金が変わってきます。
体験レッスン | 0円〜5,000円程度/初回 |
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5級ライセンス取得コース | 27,000円〜55,000円程度 |
レジャーとしての乗馬体験 | 5,000円〜20,000円程度 |
クラブにより料金設定はさまざまですが、大枠このような料金設定になっています。
体験レッスンでは初回0円キャンペーンをやっているクラブもありますが、会員さんを増やすためのキャンペーンですので体験が終わった後は勧誘されることが多いです。
逆に、レジャーとして乗馬体験をする場合は結構高額なことが多いです。
乗馬体験コースは乗馬クラブにより種類が様々ですが、半日や1日、ランチ付きなどから選べます。
乗馬クラブには、レストランや宿泊施設が併設されているところもあります。
乗馬体験をする際のクラブの選び方
はじめて乗馬体験をするときの乗馬クラブの選び方は、乗馬スタイルやクラブの雰囲気、インストラクターや外乗の環境などで選びます。
- 最初から本格的に習うことを検討している方
- ライセンスを取得したい方
- 自然の中で馬と触れ合いたい方
によって選ぶポイントは変わって来ます。
最初から本格的に習うことを検討している方
入会後のことを考え慎重に検討するようにしましょう。
日本では大きく分けて2つの乗馬スタイルがあり、ブリティッシュ(ヨーロピアン・イングリッシュなどとも言います。)とウエスタンと呼ばれ、馬を動かすという意味ではあまり違いはありませんが、馬を動かす目的や考え方が違うため細かく見ると違いがあります。
どちらのスタイルの乗馬をしたいのかを認識しておきましょう。
>ブリティッシュとウエスタンの違いについての記事へリンク
自分のやりたい乗馬スタイルがわかったら、スタイルに応じたクラブを選びましょう。
- 予約が取れやすいか?
- インストラクターの数や馬の数
- 通いやすさ
などが選ぶポイントとなってくるでしょう。
乗馬ライセンスを取得したい方
多くの乗馬クラブではライセンス取得コースというものがあります。
全国乗馬倶楽部振興協会の発行する乗馬の免許証みたいなものです。
その中で初心者が最初に目指す5級ライセンスは、3日間で取得することができます。
この3日間のコースを設けている乗馬クラブを選びましょう。
まれに5級ライセンス取得コースキャンペーンを打ち出している乗馬クラブもあるのでチェックしてみると良いです。
外乗でホーストレッキングをしたい方
外乗でホーストレッキングを楽しみたい場合は、環境(山や森林、湖や海岸などがあります)が選ぶポイントになります。
四季により春は満開の桜、夏は緑や花畑、秋はすすき野原、冬は雪の景色など美しい風景の中で馬と散歩を楽しめます。
乗馬体験の予約やキャンセルについて
乗馬体験をするクラブが決まったら、予約をしましょう。
中には予約をしないで行っても大丈夫なところもありますが、クラブによって馬が足りなかったり、指導員の数の調整をしなければいけなかったりするので、事前にお問い合わせをし、予約をしてから行くことをオススメします。
予約をした場合は、キャンセル料が発生する状況についても注意が必要です。
クラブによりますが、キャンセル料金が発生するかも予約時に確認するようにしましょう。
クラブ側の判断で中止なる場合もあります。
この場合はキャンセル料は発生しません。
例えば、乗馬体験は小雨程度なら可能ですが、台風や雷、大雪などの危険が予測された場合はクラブ側の判断で中止になり予約の変更ができます。
普段スポーツをされていない方には、体験後は足に力が入らなくなる方もいたため、慣れるまでは半日などの短時間からをおすすめします。
乗馬体験の料金と必要なもの
乗馬体験はクラブやコースによって料金設定は様々です。
多くの乗馬体験コースには、レンタル料、ガイド料、装備、馬へのエサ代、保険料、消費税が含まれています。
基本的なレンタル料に含まれているものは、ヘルメット、ブーツ、ジャケット(万が一の落馬時にクッションになるベスト。)が借りられます。
手ぶくろは基本的に貸し出しをしていないところが多いですが、ヘルメットやブーツがなくても良いところなど、乗馬スタイルや乗馬クラブによりレンタル品に違いがありますが、体験するときに必要なものはだいたい付いています。
はじめのうちは素手で手綱を持つと擦れて皮がむけてしまうので軍手などを持参すると良いでしょう。
身軽な服装でふらっと行けるクラブもある
身軽な服装で乗馬体験ができるクラブも存在します。夏にティーシャツと短パン・スニーカーでOKのところも。
そのような観光向けのウエスタン牧場では、特に服装の指定もなく、乗馬クラブの方々が、馬の調教をしっかりされているので落ちたりする心配も少なく安全度が高いです。
実際に乗るまでの流れと備え
乗馬クラブには、予約時間の15〜30分前迄に着いて、受付や支払いを済ませて着替えたり準備運動をしておきましょう。
更衣室に小銭を入れるタイプのロッカーが設置されているクラブもありますので、更衣室が無料か有料かを予約時に確認すると良いでしょう。
たいていは動きやすい服装で長袖、長ズボンを用意してくださいと言われますがこれもクラブによりますので予約時に事前確認しておきましょう。
心得と注意点
馬は、とても繊細な優しい性格で、人より耳や鼻が敏感です。
乗馬の前のオリエンテーションでも教えてもらえると思いますが、馬の目は、横についています。
急に人が大きな動きをした場合などは、馬をびっくりさせてしまい、蹴られたり噛んだりする可能性がありますので、不用意に馬の真正面や真後ろに立たつのは大変危険ですので注意が必要です。
馬は、何の理由もなく蹴ったり噛んだりしませんが、安全のためインストラクターの方には必ず従うようにしましょう。
はじめての馬との接し方
馬に近づく場合は、まず遠くから名前を呼んで馬の注意を促してあげてください。馬が声の方に耳を向けたら、聴こえています。
ゆっくり歩いたり、そばにいるときは寄りかかったり、触っていてあげると安心します。慣れたら、おでこや鼻、顎をなでてあげると喜びます。
馬に乗り、よろしくねと首をなでてあげたりすると安心します。乗馬が終わったら、必ずありがとうと顎をなでてあげましょう。
馬との信頼関係を築くのが、乗馬の上達や楽しむためには大切です。